2015-07-30 Thu
腸は、単なる消化器官ではありません。栄養を吸収する場であるのは勿論
免疫細胞であるリンパ球の約6割が小腸に集中する免疫器官でもあります。
また、幸せ感をもたらしてくれる物質セロトニンの95%が腸で作られているので、
脳や精神疾患にも大きく関係しています。
腸をいかに良い状態にできるかが健康を左右すると言っても過言ではありません。
しかし、以下のようなことが思い当たる方は腸が冷えていると考えられますので、ケアが必要です。
① 冷たい飲みもの、食べものが好き
② 便秘気味、下痢をしやすい
③ 脚がむくみやすい
④ 腰痛が気になる
⑤ 薬を飲んでいる、食生活の乱れ
⑥ お腹の張りがいつも気になる
⑦ ストレスが多い
温熱療法の遠赤外線は腸までしっかりと熱を届けることができます。
腸が冷えるということは、腸の本来の働きができていない
ことの現れです。この状態を放っておくと、精神疾患、がん、アレルギー
過敏性腸症候群、自己免疫疾患など、あらゆる病気を
引き起こす原因にもなりますので、日ごろから腸を温めることが大切です。
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2015-05-08 Fri
高血圧の対策といえば、タバコや酒、塩分を控える、体脂肪を減らすなどが浮かんでくると思います。
もちろん、食事・生活習慣に気をつけていくことは大切です。
血圧にはマグネシウムやカリウムが大きくかかわっていますから
精製されミネラルがなくなってしまっている塩ではなく、ミネラルを含む海塩や岩塩にすることも大切です。
年齢を重ねると、全身に血液を送ろうとして血圧が高くなることは普通とも言われていますが、
ストレスで交感神経が優位な状態が続いていると
血管が収縮し、血圧が上がります。
血管が収縮するということは、血行が悪くなるので、
体が冷えている状態になるということです。
体を温め、リラックスできる温熱療法は、
背骨や経絡に沿って温めていきますので自律神経のバランスを整え、
血圧の安定にも良い影響を与えます。
定期的に施療を受けている方の中には、薬の量を減らすことができた方もいます。
2014-11-14 Fri
下表は、大分県の長湯温泉で、糖尿病患者2人が15日間毎日、温泉に入った後に30分間の保温を行って
HSP量と血糖値の変化を計測したものです。
その結果、HSP量がピークのときに血糖値が大きく低下。
HSPの増加は血糖値を抑制する可能性があることが分かりました。
(データ:愛知医科大学・伊藤要子)
血糖値の急激な上昇を抑えることができれば、
※糖化最終生成物(AGEs)の産生も抑えられるので、
温熱療法によるHSPの増加は糖尿病にも効果的とわかります。
また、糖尿病は血行も悪くなり、体が冷えている状態でもあるので、
血流を良くして代謝を上げることは、とても重要です。
※血糖値の急上昇により体内の糖が増えると、
組織をつくるたんぱく質に糖が結合し糖化最終生成物(AGEs)ができます。
糖尿病や動脈硬化など生活習慣病との関係し、
網膜症や腎症などの糖尿病合併症の大きな原因と言われています。

2014-09-01 Mon
生理痛の原因は、子宮筋が硬くなることです。子宮や卵巣はとくに冷えやすい臓器でもあり、
冷えによって血流が少なくなると、子宮筋が硬くなります。
生理時には、内膜が排出されるわけですが、
子宮が硬いと排出しづらくなり、強く収縮して痛みが起こります。
ですから、温めて血流を良くし、軟らかくすることが大切です。
生理中の痛みや体調の悪さは、
その前の1ヶ月をどのように過ごしたかで大きく変わります。
冷やさなかったか?
生活リズムや食事が乱れていなかったか?
ストレスを溜め込んでいないか?
どのような1ヶ月だったのか振り返るのも大事なことです。
温熱療法で温めると、
婦人科系臓器に効率的に熱が届きます。
定期的に受けることで生理痛や婦人科系疾患を改善できた例も多くあります。
日ごろから、温める活動「温活」を取り入れて健やかに過ごしましょう。
2014-06-30 Mon
リンパ液は、血液の一部が血管の外に染み出し、リンパ管に回収された液です。老廃物の回収と排泄、細菌の退治、
ウイルスなどへの抗体を作る、異物や細菌を血管に
入れない、などの重要な働きをしています。
リンパ節は、首、脇、足の付け根にたくさんあり、温熱療法においても
ポイントになる場所ですが、腸にもたくさんのリンパが集まっています。
腸が冷えると全身のリンパが滞り、むくみやすくなります。腸の周りが
むくむと、下腹は3~4cmサイズが大きくなる、ともいわれています。
温熱療法の、温める+温熱器を体に当てるマッサージ作用は、
血流が良くなるので、自ずとリンパの流れも良くなります。